『発信型英語 類語使い分けマップ』(ベレ出版)

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『発信型英語 類語使い分けマップ』(ベレ出版)植田一三(編著), 長谷川幸男(著), Mich里中(著)が 2015年2月に発売!(amazon⇒) http://urx2.nu/g65y
英検2級(TOEIC500点)レベルの人から、英語の全資格保持者・欧米の一流大学・大学院長期留学者までためになる、ボキャブラリービルディングの決定版を書きました。現在,スタッフ一同で最終校正中です。そして,皆様だけに,Ichay Ueda学長より,いちはやくプロローグの内容をお届けしますね。
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プロローグ 
皆さんお元気ですか、Ichay Uedaです。英語の勉強はいかがですか、進んでいますか?今回は、英検1級語彙に引き続き、主に中学・高校で習うような基本語の類語の使い分けの本を書きました。

 私は、英検1級講座を31年、通訳案内士講座を15年、工業英検1級講座を13年以上教えていますが、日本人のライティング、スピーキングできわめてシリアスな問題の1つが、中学・高校で習うような4千語までの基本的な英単語の使い方が、非常に多く間違っているということです。また、say, speak, tell, talkのような中学校で習うような単語でさえ、正しく使い分けることができていないということです。

これはおそらく、英単語を英文のInputや英英辞典の説明を通して語感を養いながら覚えるのではなく、英和辞典や単語帳などで、英単語をその日本語訳を通して覚えてきたことの弊害だと思われます。和訳で覚えようとすると、たとえばadmitもrecognizeもacknowledgeも「認める」と同じになってしまって使い分けができなくなったりします。

この傾向が、中学高校に始まり、英検準1級はおろか1級やTOEIC高得点突破や通訳案内士対策勉強まで続いている人も多く、資格3冠や5冠(英検1級・TOEIC980点・通訳案内し・国連英検特A・工業英検1級合格)の上級者でさえもそういったミスが多く見られるといったのが現状です。というのも、中学高校でそういった基本語の基礎力を身につけないまま、高度の英語の資格検定試験の対策勉強の中で、ハイレベルな語彙を覚えようと躍起になりがちなので、英語の学習で最も重要な「基礎力」UPがおろそかになってしまうからです。

これに対して、最近よく教えるようになった英語圏での生活10年以上のいわゆる「帰国生」やネイティブの子供(例えばシンガポール生まれ、在住16年間の日本人高校生)などは、認識語彙力は弱く、英検1級の1番で出題されるような語彙や句動詞は知らないものが非常に多いのですが、10年以上にわたる英語圏における英語のInputを通して自然に身につけた使用頻度の高い基本・重要5千語水準までの語彙や基本句動詞は適確に使いこなしたりします。

こういった現状の中、本書は、英語を母国語にしない、英検2級(TOEIC500点)レベルの人から、英語の全資格保持者・欧米の一流大学・大学院長期留学者までためになる、最も大切な「英語の基礎力養成」のためのボキャブラリービルディングの決定版です。本書の構成は、まず、英語を発信する上で極めて頻度の高い最重要類語グループ約100を選んで、ランク順に特集をはさみながら記すことによって学習効率をUPさせています。次に、各ランクは日本人学習者にとって重要な、使い分けの難しいと思われる類語クイズにチャレンジすることによって、英単語基礎力をチェックできるようになっています。そしてその解説を読んでいただいた後、その記憶保持を高めるために、「類語のマップ」と「類語使い分けのコーパス表」を記しました。さらに、紙面の都合で詳しくは解説できなかった、使い分けの重要な類語グループを特集でカバーしました。

最後に、本書の制作に多大な努力をしてくれたアクエアリーズスタッフの長谷川幸男氏(動詞・名詞担当)、Michy里中氏(形容詞担当)、上田敏子氏(全体構成企画・校正担当)、田中秀樹氏(全体校正担当)、それから何よりも本書をappreciateしてくださった読者の皆さんにはこの上ない感謝の意を表したいと思います。それでは皆さん、明日に向かって「英悟の道」を
Let’s enjoy the process!(陽は必ず昇る)
2015年2月 植田一三 (Icahy Ueda)

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